Designer の仕事とは、単なる図形遊びではなく、対話の中に隠されたキーワードを探りコンセプトを組み立て、イメージという不可視的なモノをDESIGN という目に見える状態に構成する事。つまりDesigner 側のエゴや押し付けであってはならないと思います。
表現する術を持たないクライアントに変わって、クライアントの頭の中にあるイメージや方向性を的確に表現していく。それが漠然としたものであってもパズルを組み立てる様にいくつものピースに分かれたキーワードを紡ぎ合わせ、あるべき形に導いて行く。それこそがDesigner の仕事だと考えます。
クライアントが求めている「イメージ」を「現実化」するために、DESIGN という手法を用いて向かうべき方向に的確にナビゲートしていく。例えるなら、クライアントの求める方角を指し示す、コンパスの様な役割を担う事ではないかと思います。
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